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源氏物語の始まりの地!紫式部が7日間こもった石山寺ってどんなとこ?


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ふわ

2024年の大河ドラマ『光る君へ』は「源氏物語」を書いた紫式部が主人公だよね💡

先日、紫式部ゆかりの地を訪れたよ🪨🌿📖🖋️

さやふわ

この記事でわかること

  • 紫式部が「源氏物語」を書き始めた場所
  • 石山寺の歴史
  • 石山寺にゆかりの歴史上の人物たち
  • 石山寺散策、見どころ、式部像の場所
  • 石山寺へのアクセス
  • 石山寺の参拝時間や料金
  • おすすめ周辺観光スポット


紫式部とは?

ふわ

教科書に載ってるから誰もが聞いたことのある「紫式部」という人物について簡単におさらいだよ🪭


紫式部(むらさきのしきぶ)は、平安時代中期の歌人、作家、女房です。歌人としては「百人一首」の和歌にも選ばれています。作家としては最も有名な作品はやはり『源氏物語』ではないでしょうか。

背景

紫式部は、藤原為時の娘に生まれました。かなり年上の藤原宣孝と結婚し、娘を出産しています。ですが、基本的に紫式部の本名や生年・没年などの生涯に関する具体的な情報は不明です。

紫式部の作品

紫式部は日本の最初の小説とされる「源氏物語」の作者として広く知られています。また、「紫式部日記」も彼女の著作であり、当時の宮廷生活や感情を綴ったものです。

  1. 源氏物語
    「源氏物語」は日本文学史上最も重要な作品の一つで、物語文学の傑作とされています。多くの物語文学に影響を与え、後の時代にも多くの注釈や翻訳が試みられています。
  2. 紫式部日記
    「紫式部日記」は彼女自身の生活や周囲の出来事、感情などをつづった日記です。当時の宮廷文学における女性の視点や感受性が窺える貴重な文献とされています。

他にも、彼女は短歌や随筆などを著していますが、代表作はやはり「源氏物語」や「紫式部日記」です。

紫式部の文学的な成果は、その後の文学に大きな影響を与えました。源氏物語は特に日本文学の古典として尊重され、研究や愛読者が多く存在しています。

さやふわ

紫式部は日本文学史において、女流文学者として非常に重要な存在!その作品は現代においても高い評価を受けているね📖📚



「源氏物語」始まりの地【石山寺】

紫式部と石山寺

石山寺は滋賀県にあり、紫式部が「源氏物語」の構想を練った地、書き始めた地です。

紫式部はこの石山寺の一室に7日間こもって「源氏物語」の構想を練ったと言われています。

石山寺の始まり

石山寺の歴史は古く、建立は奈良時代、天平19年(747)に聖武天皇によって建立されたと言われています。

良弁僧正という人が、聖武天皇から、

 東大寺の大仏建立したいけど金が不足しているから、黄金の産出を祈願してくれ🥺(by聖武天皇)

と命じられました。

良弁僧正は初めは別の場所で祈願していましたが、

ふわ

石山の地で祈願してみよ(夢のお告げ)

という夢のお告げを受けて石山に辿り着きます。

石山の岩の上に、聖武天皇から預かっていた聖徳太子の念持仏を祀って祈願すると、黄金が発見され、
祈願が達成されたため、念持仏を移動させようとすると、なぜか岩から離れなかったため、そこに草庵を建てて寺院としたのが石山寺の始まりであると言われているそうです。

紫式部以外にも!石山寺にゆかりの人物

石山寺は建立に関わった聖武天皇・良弁僧正や、このお寺で源氏物語を書いた紫式部以外にも歴史上の人物たちのゆかりの地なんです!

石山寺ゆかりの人

  • 天智天皇
  • 源頼朝
  • 足利義昭・織田信長
  • 淀君(茶々)
  • 松尾芭蕉


天智天皇と石山寺

本堂正面のすぐ近くにある石切り場跡には、天然記念物「灰石」が露出しています。
15か所の採石痕があるのですが、なんと近年、ここから切り出された石が、天智天皇の時代に飛鳥の川原寺中金堂の礎石に使用されていることがわかったそうです!

源頼朝と石山寺

石山寺の建造物には、鎌倉幕府を開いた源頼朝の寄進とされるものが多くあります。
国宝の多宝塔は建久5年に頼朝の寄進で建立されたことが書物から明らかになっていますし、東大門や鐘楼も頼朝の寄進と伝わっているそうです。

石山寺は、その後も鎌倉幕府より様々な保護を受けることになりました。

足利義昭と織田信長と石山寺

石山寺は何度も武将の陣営に利用されてきました。
足利義昭は1573年、織田信長と争った際、石山寺を陣地としています。この時に巻き添えとなってしまい東大門も損傷してしまいました。

その際、本堂や多宝塔、鐘楼などの建物は焼かれず無事に保つことができましたが、織田言長によって寺領五千石を没収されてしまいます。。

豊臣秀吉の時代になってから没収されていた寺領の回復が行われました。

淀君と石山寺

現在の姿の石山寺は、信長の姪であり秀吉の側室となった淀君によって作られたものになります。
戦国時代に多くが損傷してしまった石山寺ですが、淀君の寄進で大改修が行われました。
この時の修復が大規模だったので、現在の石山寺はこの時に完成したそうです。

松尾芭蕉と石山寺

石山寺の中には平屋建ての芭蕉庵という茶室があります。元禄年間(1688~1704)松尾芭蕉は度々石山寺に訪れて、ここに滞在したと伝えられています。

また、

石山の石にたばしるあられかな

という石山寺の名の由来でもある巨大な灰石の上にあられが激しく降り注いでいる光景を詠んだ旬の句碑もあります。

石山寺のおすすめスポットpick up!

石山寺は広くて散策がてら見れるポイントがたくさんあります。その中でもいくつかピックアップしてみました!

※写真は公式HPより

石山寺おすすめスポットpick up

  • 東大門
  • 硅灰石(けいかいせき)
  • 本堂
  • 源氏の間
  • 紫式部像
  • 紫式部供養塔
  • 多宝塔
  • 鐘楼
  • 安産の腰掛石
  • 天智天皇の石切場
  • 芭蕉庵
  • その他

東大門

石山寺の正門で、瀬田川沿いに東面しています。鎌倉時代の建立とされますが、慶長期の淀殿の寄進による伽藍再興の際、新築に近い大規模な修理が行われました。

硅灰石

石灰岩が地中から突出した花崗岩と接触し、その熱作用のために変質したものですが、石山寺のように雄大な灰石となっているのは大変珍しく、国の天然記念物に指定されています。「石山寺」という寺名はこの灰石に由来しています。

本堂

滋賀県最古の木造建築物とされています!承暦2年(1078)の大火で焼失後、正堂は永長年(1096)に再建され、礼堂は慶長7年(1602) 淀殿の寄進により増築されました。

源氏の間

本堂の東端にある二間続きの部屋は、紫式部が参籠し「源氏物語』を起筆した場所と伝えられていて「源氏の間」と呼ばれています。この部屋は主に天皇、貴族、高僧の参拝や参籠に使用されていた様子が、「石山寺縁起絵巻」に描かれています。

現在は紫式部像が置かれ、火灯窓から再現された参籠の様子を見ることができますが、紫式部の像は私たちが行った時は修復中でありませんでした…

紫式部像

石山寺参籠の折に『源氏物語』の着想を得たと言われる紫式部の銅像です。境内の奥に広がる源氏苑の一角にあります。ここはとてもわかりにくく、道の案内看板を見ると、出口と書いてある方に進んでいくと発見できました!

紫式部供養塔

紫式部の供養塔もあります。高さ2.6mで鎌倉時代に作られたそうです。

多宝塔

こちらも鎌倉時代で、源頼朝に寄進により建立されたと伝わり、日本が誇る最古最美の多宝塔として知られています。本尊は金剛界の大日如来像で、四天柱には金剛界の諸尊と五大尊が描かれており、どちらも重要文化財に指定されているそうです。

鐘楼

鐘機は本堂の東側に経蔵と向かい合うように立っていて寺伝では源頼朝が寄進したと伝えられています。

安産の腰掛石

高床式に建てられた経蔵の束(つか)の一部は、露出した灰石の岩盤に直接立てられていますが、その束を抱くように岩盤に座ると安産になると伝えられています。

私は妊娠中ではないですが子どもを授かりたいと思っているので先取りで座ってきました!

ですが、束を抱くように、ということを知らずに、ただ座っただけでした😅

天智天皇の石切場

本堂正面のすぐ近くに石切り場跡があります。ここは天然記念物「灰石」が道沿いに露出していて採石痕があります。近年、ここから切り出された石が、天智天皇の時代に飛鳥の川原寺中金堂の礎石に使用されていることが明らかとなりました。

芭蕉庵

平屋建ての茶室が芭蕉庵です。元禄年間(1688~1704)幻住庵に滞在していた松尾芭蕉が度々石山寺に訪れて、この地に滞在したと伝えられています🍵

その他にもたくさん…!

その他にも歴史的な建物や重要文化財などがたくさんある石山寺ですが、ちょっと面白いものでいうと、くぐり岩という穴をくぐると願い事がかなうとされるパワースポットや、子育てに悩んでいる方ご利益ありといわれている子育て観音などもあり、見どころがたくさんあります!

さやふわ

個人的には大きな鯉にもびっくりしたよ🐟

以上、公式サイト参照。

石山寺へのアクセス

京都から石山駅

画像は公式HPより

JR京都駅から滋賀県の石山寺がある石山駅へは、東海道本線の新快速で13分!

そこからバス、もしくは路面電車で石山寺へ行くことが出来ます。

JR石山駅から京阪石山坂本線で10分。京阪石山駅から徒歩10分で石山寺へ到着。

また、バスの場合はJR石山駅から京阪バスで石山寺へ10分で到着します🚎

石山寺の近隣の観光スポット

石山寺のおすすめ近隣観光スポット

  • 瀬田の唐橋
  • 建部大社
  • 佐久奈度神社
  • 水のめぐみ館 アクア琵琶
  • 大津市歴史博物館

瀬田の唐橋

日本三名橋の一つで近江八景「瀬田の夕照」にも描かれています。昔より京への交通の要として「唐橋を制する者は天下を制す」と言われ、幾度となく戦乱の舞台となってきました。

また【急がば回れ】の元になった橋です!

こちらの橋についてはまた別でまとめたいと思っています。

写真は夏のお祭りの時の瀬田の唐橋です。

住所 〒520-2134 滋賀県大津市瀬田1

📞077-534-0706 (石山駅観光案内所)

建部大社

日本武尊(ヤマトタケル)を祭神としていて、武運来運の神として仰を集めています。

毎年8月17日には大津三大祭のひとつ水上祭「船幸祭」が催されます。

住所 〒520-2132 滋賀県大津市神領1-16-1

📞077-545-0038

営業時間 9:00 ~ 16:00

定休日 無休

公式HP

佐久奈度神社

平安時代より祓所として名高く、その由来により毎年7月31日には御洗祭が行われます。「忠臣蔵」で有名な大石家の出身地で、大石良勝が奉納した絵馬が残っているそうです。

住所 〒520-2263 滋賀県大津市大石中1-2-1

📞077-546-0079

定休日 不定休

公式HP

水のめぐみ館 アクア琵琶

琵琶湖と淀川の治水と利水について学べる施設です。模型やパネル紹介やクイズやゲームで楽しく学べます。「雨体験室」では世界最大の雨が体験できます。お子さんも大人も楽しめる施設です。

住所 〒520-2279 滋賀県大津市黒津4-2-2

📞 077-546-7348

営業時間 9:30~16:30

定休日 年末年始、不定休(詳しくは公式HPをチェック)

大津市歴史博物館

歌川広重の近江八景や、350年前の大津の宿場の賑いを復示した模型などをはじめ、数々の復模型やイラスト、映像などによって楽しく大津市の歴史を学べます。

住所 〒520-0037 滋賀県大津市御陵町2-2

📞 077-521-2100

営業時間 9:00~17:00(入館16:30まで)

定休日 月曜日(祝日を除く)、祝日の翌日、年末年始(詳しくは公式HPをチェック)

まとめ

滋賀県の石山寺について紹介しました!

石山寺は紫式部が「源氏物語」を書くために7日間こもったと言われる源氏の間や、その他見どころが沢山あります♡

2024年の大河ドラマは紫式部が主人公なので、この機会に訪れてみてはいかがでしょうか☺️

NHK大河ドラマ 『光る君へ』公式HP



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